Brand
Brand
About
イギリスの詩人「William Wordsworth」が1850年に発表した 'Prelude'に収録されているウェールズへの旅の記憶を綴ったポエム'Tintern Abbey'は人々を歩く旅へと駆り出し、産業革命が起こると窮屈な都市部に住む人々は自然豊かで広大な土地の広がるカントリーサイドへの旅を求め、1930年代にはイギリス内で50万人もの歩く旅人が各地を巡りました。
産業革命が起こると窮屈な都市部に住む人々は自然豊かで広大な土地の広がるカントリーサイドへの旅を求め、1930年代にはイギリス内で50万人もの歩く旅人が各地を巡りました。歩くことは、汚染された環境や日常生活のストレスから解放される喜びだったのです。このようなあてもなくただ歩くことを楽しむアクティビティを「Rambling(ランブリング)」といいます。
Caledoor(カレドアー)はイギリスで脈々と受け継がれてきた歩く旅、ランブリングを掘り下げ、現代の都市生活に馴染む “歩くことを楽しむための道具” を提案します。歩く距離や環境にあわせた機能や素材選びを行う2つのレンジ(Short Ramble/Long Ramble)によりコレクションは構成されています。




Symbol
イギリスでは公道、私道を問わず国民の通行権を保障する'歩くことを楽しむための道 ='Public Footpath'が農村部を中心に網の目状に張り巡らされており、アローマーク (矢印)の標識が目印となっている。ブランドロゴとして都市から地方へ、地方から都市へのランブリングをイメージしたアイコンとしてデザインしました。

Design
ヨーロッパ圏を中心に一大ムーブメントとなっているアウトドアギアを取り入れた‘GORPCORE’の流れを汲みつつ、オーセンティックなブリティッシュスタイルとクロスオーバーするプロダクトをデザイン。エクストリームなアルパインやトレイルではなく、都心と郊外での歩くツーリズム、‘ランブリング’を目的とした機能性を持たせたディテールや素材を選定しています。

Short Ramble

Short Ramble のほとんどのプロダクトは、2〜3時間程度の日常的で気軽なランブリングをサポートするものです。オーバースペックになりすぎず、天然繊維が本来持っている機能性を最大限に活かしているのが特徴。
また、製品染めをしたり、天然繊維を使用することで、自分の味に育てていく余白のあるアイテムに仕上げられています。
「育てることを楽しむ」というモノに対する姿勢は、イギリスの人々が大切にする文化的な背景、そのものなのです。

Long Ramble


Long Ramble のプロダクトは、1日がかりの長距離ランブリングに十分な機能性を有しています。同時に、街中でも自然に着られるようデザインもされています。
アウトドアウェアと呼べる最先端の機能性に加え、Short Ramble で展開されるような、スペックだけでは語り尽くせないアイテムとも調和できるファッションとしてのバランスも兼ね備えています。