エイジングが愉しめる特長的な生地が魅力のUKグリーンデニムのジャケット。

イギリス軍のブルゾンをベースにサイドベルトなどバトルドレスの要素も取り入れ、細かなディテールにもこだわりました。丸みのあるシルエットやゆとりのある袖巾はレイヤードしてもストレスを与えず、ポケットを腰の位置に配備し収納しやすくすることで、ランブリングを考慮した仕様にしています。

特筆べきはブリティッシュミリタリーのグリーンデニムを忠実に再現した生地。グリーンデニムは、1930～50年代頃イギリス国内で製造されていた特徴的なグリーンのデニム生地のことをいい、当時イギリス軍に供給された一部のミリタリーウェアに使用されていた、今では貴重なデニム生地です。

それを再現した生地は、綿や麻など植物繊維を染めるのに適したスレン染料で染めることにより、日光に当たることや洗濯での変色や色落ちがしにくく、時間をかけてゆっくりと経年変化を楽しむことができます。綿の細かな柄が入っているような粗野なムードのある生地はヴィンテージ感を漂わせ、着るほどに愛着の湧く一枚になることでしょう。

フロントの大容量なポケットは、あえて胸ではなく腰に位置することで、ランブリングでの収納のしやすさを考慮したデザイン。また、上にも横にもポケット口があり、それぞれ分かれていて1つのポケットとして機能するため、実質4つのポケットが存在しています。

ジャケットの内側には、テープや補強布を当てることでランブリングへの耐久性を高めています。ポケット口にも補強テープを施し、ペットボトルやたくさん物を収納した際の重さにも対応。

同素材で展開しているUK Green Denim Field Trousersは、生地を贅沢に使ったセルビッチデニムというところもポイント。イギリスの定番的なコンバットトラウザーをベースに、少しワイド目なストレートシルエットで、腰回りをコンパクトにしているためフィット感が高まり、ランブリング時に動きやすい仕様にしています。